顔面神経麻痺の診断支援を目的として、主に以下3つの研究成果を創出した。 (1)多視点顔面神経麻痺表情データベース:45人の顔面神経麻痺患者と9人の健常者の協力を得てデータベース構築を行った。(2)三次元統計顔モデルの構築と顔面神経麻痺表情シミュレーション:Kinectを用いた、VR環境における顔面神経麻痺表情シミュレータを構築した。複数名の健常者の顔を合成し作成された三次元顔において、各種顔面神経麻痺をシミュレートできる。(3)顔面神経麻痺スコア判別機の作成:Deep Learningを用いた顔面神経麻痺スコア判別器を構築した。耳鼻咽喉科医の評価とほぼ同精度の判別を実現した。
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