研究課題/領域番号 |
17K18250
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想史
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
横山 俊一郎 関西大学, 東西学術研究所, 非常勤研究員 (60759827)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 泊園書院 / 日本漢学 / 工業化 / 企業家 / 名望家 / 藤澤南岳 / 褒章名鑑 / 地域社会 |
研究成果の概要 |
本研究は、東アジアの伝統教養である漢学とそれを学んだ企業家との関係について、大阪という都市に注目しながら考察している。明治期の大阪に存在した漢学塾・泊園書院は、企業勃興期と呼ばれる時期に多くの企業家を輩出した。彼らは中央と地方の双方において鉄道業・銀行業・紡績業などの企業を設立したり経営したりしたが、地域経済を発展させようとする彼らの意識の背後には泊園書院で学んだ漢学の素養があったと考えられる。
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自由記述の分野 |
日本漢学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの漢学と企業家との関係に関する研究は、日本資本主義の父と呼ばれた渋沢栄一が取り上げられ、とりわけ彼の道徳経済合一説が注目されてきた。しかし、本研究で取り上げる泊園書院出身の企業家は、まず人数が多く、その活動地も中央と地方に及び、彼らは渋沢の教説が世に出る以前に活動している。これらの条件により、企業勃興という経済事象を思想史的にアプローチすることが可能となり、従来にない試みができたと思われる。
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