研究課題/領域番号 |
17K18260
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研究機関 | 四天王寺大学 |
研究代表者 |
吉田 祐一郎 四天王寺大学, 教育学部, 准教授 (90522772)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 児童家庭支援センター / 子育て世代包括支援センター / 地域子育て支援 |
研究実績の概要 |
当該年度は児童家庭支援センターと子育て世代包括支援センターを土台とした、地域での子ども包括支援に向けたセンター型支援の有効性について調査する計画であった。この期間においていくつかの児童家庭支援センターでの支援状況や他機関との連携方法などの具体的なヒアリングを実施することができた。また子育て世代包括支援センターについては、自治体での状況が大きく異なっている現状であることから、インターネットなどを用いた情報収集が中心となっている。現状として、児童家庭支援センターおよび子育て世代包括支援センターの各機関・施設の意識の違いもある一方で、自治体からの依頼内容により専門職の配置状況や実際の動き等が異なることが予想されることから、国からのガイドライン等に基づき運用の実際について支援の成果と運用課題の整理をすることが一定必要であると考えている。 研究課題としては、全国への質問紙調査を計画していたが、質問紙項目の検討(先行調査結果の参考など)で遅れが生じているなど、当初計画からの見直しが必要となっている状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当該年度当初では質問紙計画やヒアリングの実施などを準備し可能なヒアリングは着手したが、年度途中で本務の職務の多忙さや研究途上において研究代表者の心身の不調も重なり、全体計画および年度計画での研究実施が進まない状況となった。あわせて2020年冒頭の新型コロナウイルス感染症の流行により、研究機関への出勤自粛と研究出張もできない状況となった。このため計画自体が大きく遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
遅れている研究状況を改めて整理・省察し、当初計画が早期に実現できるように研究全体のスケジュールと内容について見直したい。また、他の研究者等が同領域での研究を進めていることを掌握しているため、可能な範囲で意見交換等を図りたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究代表者の本務の多忙と、心身面の不調の発生、新型コロナウイルス感染症による研究機関への出勤自粛および研究出張の自粛等が重なり、次年度に研究内容の延期が生じているため。
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