近年、技術開発を目的としたものではなく、ビジネス系学部との商品開発を目的とした産学連携プロジェクトも増えている。産学連携においては参加した学生の学習に関する研究が多い中、本研究では企業側の担当者とその所属組織が何をどのようにプロジェクトから学習を行っているのかというプロセスについて研究した。研究成果として、担当者が大学と企業の間を行き来する中で、得られた知識を自社内で他のメンバーが使う日常的に使用する資料に落とし込んで習慣化させて組織行動を変えたり、得られた資料をもとに社内でプロジェクトでの手法を試すことで理解を定着させていることがわかった。
|