ロイシンにはタンパク質の合成促進、分解抑制作用があることが報告されている。その作用は、哺乳類ラパマイシン標的タンパク質複合体1(mTORC1)により媒介されている。これまでに、ロイシンによるmTORC1 活性化に対してグルタミンが促進作用を示すことが報告されている。その一方で、グルタミンがmTORC1 の活性を抑制するという相反する結果も報告されている。そこで、本研究ではロイシンによるmTORC1 活性化にグルタミンは促進的あるいは抑制的のどちらに作用するかを明らかにすることを目的とした。その結果、グルタミンがロイシンによるmTORC1活性化へ促進的に作用することを明らかにした。
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