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2018 年度 実績報告書

筋電計を用いたピアノ重力奏法の「見える化」―シャンドール五つの基本動作による―

研究課題

研究課題/領域番号 17K18310
研究機関東京福祉大学短期大学部

研究代表者

高木 麻衣子  東京福祉大学短期大学部, こども学科, 講師 (70780477)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードピアノ / 音楽教育 / シャンドール / ピアノ教育 / 音楽
研究実績の概要

ピアノの打鍵奏法については、解説や視覚からの模倣だけでなく、科学的な観点からも検証してみる必要がある。今日では、筋電計を始め、計測機器が目覚ましい進化を遂げており、演奏中の身体の使い方を科学的根拠に基づいて考察してみることが可能となっている。本研究は、初心者と熟練者の奏法を筋電計を用いて比較検討することにより、初心者の練習における効率的な上達法を開発するものである。今年度の研究成果としては、初心者30人、熟練者30人双方の演奏中における筋肉の扱い方の比較検討材料となるデータを収集することが出来た。データの採取方法としては、シャンドールの「五つの基本動作」から導き出せる、ある既存の楽譜からのフレーズを弾くこととした。「五つの基本動作」の詳細とは、(A)自由落下(B)五指運動・音階(スケール)・分散和音(アルペジオ)(C)回転運動(D)スタッカート(E)突きとなる。筋電計の計測箇所としては、上腕二頭筋、上腕三頭筋、前腕総指伸筋群、手の甲全体に渡る筋肉群の4箇所とした。8月末までに分析が終了し、採り終えたデータからは、結果として、熟練者は、長年の様々な経験や実績からいかにコントロールされた筋肉の使い方を習得しているかということが浮き彫りにされ、コントロールされた筋肉の使い方を経験から習得することが、上達への一つのキーポイントであることを読み取ることが出来た。また、10月の日本音楽教育学会にてその分析結果を発表することが出来た。また、令和元年5月に論文発表予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 筋電計を用いたピアノ奏法の「見える化」-シャンドール5つの基本動作による初心者と経験者の比較-2018

    • 著者名/発表者名
      高木麻衣子
    • 学会等名
      日本音楽教育学会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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