本研究はLaser Doppler velocimetryの計測原理に基づく血流計を開発するものである。光学系の設計、光信号を電気信号に変換し、かつ増幅する電子回路基盤の設計と作成、Personal Computerにデータを取り込むためのA/D変換ボードの選定、そして取得した信号から血流速度を求めるための解析プログラム構築など一連の計測機器構成を実現した。まず、光学系についてはレーザー交差領域を計測領域として機能させる本血流計に対して無限遠方まで交差領域を拡大した光学系の配置を提案した。さらに、マウス皮膚内部から放たれる散乱光から血流計測が実行され、血流速度イメージングがなされた。
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