野球ボール内部の表面に4つの小型3軸力覚センサ(ショッカクチップ)を配置し,親指,人差し指と中指の指先,薬指の第2関節の接触力を計測でき,かつ,加速度・角速度・地磁気それぞれ3軸の合計9軸を計測するモーションセンサ(BNO-055)を内蔵してボールの速度と回転および移動軌跡を計測できるセンサボールを開発した. 開発したセンサボールの投球動作時,上肢に貼付した各反射マーカーの3次元位置座標および速度,肩関節の角度、前腕の回内・回外角度と手首の角度を算出し,その結果を筋骨格モデルシミュレーションソフトウェアのOpenSimを用いて解析を行った.
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