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2019 年度 研究成果報告書

心肥大の分子メカニズム解明を目指した比較グライコプロテオミクス

研究課題

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研究課題/領域番号 17K18414
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 循環器内科学
病態医化学
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

岡谷 千晶  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (30633648)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード疾患関連糖鎖変化 / 心不全 / 心肥大 / 心筋線維化 / 糖鎖プロファイル解析 / グライコプロテオーム解析
研究成果の概要

心肥大・心不全に至る分子メカニズムの解明は心不全治療法の開発における重要課題である。本研究では、心肥大モデルにおいて生じるタンパク質上糖鎖修飾の異常を網羅的に明らかにすることを目的とした。心肥大モデル細胞を用いた検討から、肥大刺激により細胞表面の糖鎖プロファイルが変化すること、またその変化は肥大刺激に用いる薬剤の種類によって異なることが判った。一方、心不全モデルマウスを用いた検討から、主目的の心肥大に関連した糖鎖変化は見られなかったものの、心筋線維化と関連した糖鎖変化の特徴を明らかにできた。これらの成果は、心不全をもたらす心筋異常の分子基盤における糖鎖修飾の意義の解明に貢献すると期待される。

自由記述の分野

糖鎖生物学、グライコミクス、グライコプロテオミクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、心肥大・心不全と関連した糖鎖変化およびその変化を示す糖タンパク質群を網羅的に明らかにした。本成果により、これらの糖鎖変化を指標とした新たな診断法の開発への応用が期待できる。また、これらの糖鎖変化とタンパク質の機能異常との関連性を詳細に調べることで、新たな心肥大・心不全の発症・進展メカニズムが明らかになる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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