破壊を抑制するのに有効な電気絶縁材料の構造を探索するため、次の研究を実行した。機械強度に異方性をもつ材料を3Dプリンタで作製し、積層方向ごとの電気絶縁性を、外力の有無による違いごとに評価した。次に、バルク樹脂試料に生じた電気トリーのX線CTを撮影した。また、電流積分計による計測と等価回路モデルの作成を行い、バルク樹脂材料に蓄積・貫通するエネルギーの評価方法を検討した。 成果は次の通りである。(a)電気絶縁材料の構造と材料に作用する力とが絶縁性に及ぼす影響についての知見(b)絶縁材料設計に活用可能なトリー3Dモデル(c)電気絶縁材料劣化時の電荷特性経時変化からエネルギーを算出するための基礎モデル
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