研究課題/領域番号 |
17K18462
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
堀江 剛 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50379898)
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研究分担者 |
樫本 直樹 産業医科大学, 医学部, 講師 (20622533)
土師 俊子 (服部俊子) 大阪市立大学, 大学院都市経営研究科, 准教授 (50609112)
大北 全俊 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (70437325)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 組織 / 価値 / 対話 / 哲学対話 / ソクラティク・ダイアローグ / ヒューマン・サービス組織 |
研究成果の概要 |
組織(特に病院や福祉施設などの医療・福祉に関連するヒューマン・サービス組織)における「価値(大切にしているもの)の働き」について、本研究では少人数での哲学対話(ソクラティク・ダイアローグ)を合計5回実施するとともに、市民団体が主催する医療者・市民向けの対話セミナーへの協力、また理論研究として「病院組織と倫理問題」に関する報告(組織学会)を行なった。また、哲学対話の成果とその分析として著書(分担執筆)を刊行した。このような臨床哲学的研究によって、組織の捉え方(価値の置き方)に関して、単なる理論研究や(アンケート・統計等の)量的研究では見えてこない側面を析出することができた。
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自由記述の分野 |
哲学・倫理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
組織で働く人々、ないしは組織に関与する人々(患者やクライアントなど)が「組織」に関して何を求め、組織をどのように捉えているかについて、具体的な事柄をテーマにした「対話」による参加型の探究を試みた。これによって、哲学・倫理学における「価値」の理論、社会諸科学(特に経営論・組織論)における理論と、私たちの日常生活上の思考とを橋渡しすることができた。学術理論的には、人々が「組織」を実体的に捉えることなく、むしろ組織内外で遭遇する「ディスコミュニケーション」が働く場所として組織を批判的・力動的に捉える可能性を示たことが大きな意義である。
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