研究課題/領域番号 |
17K18467
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
思想、芸術およびその関連分野
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
日高 勝之 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00388787)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2023-03-31
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キーワード | 東日本大震災 / 福島原発事故 / 災害 / 原子力事故 / メディア / 文化 / 知識人 / 科学者 |
研究成果の概要 |
大災害については、災害の被害、影響、復興その他様々な研究があるが、大災害後にいかなる文化活動が社会や地域で生まれるのか、それは大災害前とどう異なるのかなどについての研究は乏しい。本研究は、東日本大震災、および福島原発事故を事例に、巨大災害後のメディア文化研究を多角的に探究した。研究成果は、書籍『「反原発」のメディア・言説史:3.11以後の変容』(2021年、岩波書店)、英語書籍Japanese Media and the Intelligentsia after Fukushima: Disaster Culture(2022,Routledge)その他で国内外に発信した。
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自由記述の分野 |
メディア研究、文化社会学、政治コミュニケーション論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大災害については、災害の原因(自然的原因、社会的原因など)、災害の被害、影響、復興その他様々な研究領域があるが、大災害後にいかなる文化活動、文化実践が生まれるのか、それは大災害前とどう異なるのかなどについての研究は乏しい。本研究は、東日本大震災、および福島原発事故という21世紀はじめの日本の巨大災害後のメディア文化に関する研究を包括的に探究した点で、オリジナリティの高い学術的意義がある。また、21世紀初頭の巨大災害後の社会的言説の歴史的記録の社会的意義がある。さらに、研究成果を、日本語のみならず英語の単著書籍を通して発信したことにも学術的、社会的意義がある。
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