研究課題/領域番号 |
17K18491
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
秋山 庵然 日本体育大学, 保健医療学部, 研究員 (00123117)
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研究分担者 |
山口 和之 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (00339491)
金田 英子 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (10253626)
鈴木 健介 日本体育大学, 保健医療学部, 准教授 (20732506)
後藤 ちとせ (堀内ちとせ) 藤田医科大学, 医療科学部, 准教授 (50257606)
小川 理郎 日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (70318484)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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キーワード | 救急医療英語 / トリアージ |
研究実績の概要 |
研究実施計画に基づいて、ビデオ収録場面の一つ「トリアージ」(triage「識別救急」:患者の重症度に基づいて治療の優先度を決定して選別を行なうこと)場面のビデオ収録を行なった。救急医療を専門とする本研究の研究分担者がシナリオ・脚本作成を担当した。収録ビデオでトリアージを行なう医療関係者役は本学の救急救命士が演じた。収録は専門の撮影業者によって行われた。 トリアージには、一次トリアージ(START法)(Simple Triage and Rapid Treatment)と二次トリアージ(PAT法)(Physiological and Anatomical Triage)があるが、両トリアージについて収録した。 トリアージされた患者にはその判定結果により、4色(赤・黄・緑・黒)のマーカー付きのトリアージタッグが付けられるが、その4色のそれぞれに該当する判定(赤=最優先治療群、黄=準救急治療群・待機治療群、緑=治療保留群、黒=不搬送群)の実際を収録した。判定により、不要な色の部分は切り取られ、先端にある色で状態を表すことになるので、それがこの教材使用者によくわかるように、タッグは実物を使用し、それぞれの色のタッグが付けられた患者の手首部分のアップ場面を収録した。 また、トリアージされた患者が治療を受けるまで長時間待たされ、不安、苛立ちを感ずることも想定されるので、そのような状況下にある患者と医療関係者との対話場面も別チャプターで作成した。 収録後、日本語を英語に吹き替え・編集し、視聴覚教材用のDVDを完成させた。 現職の医療関係者、将来救護活動隊員等になる可能性のある人にとって有益な教材となる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究分担者が学務多忙のため、ビデオ収録の一部がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、研究計画に基づき、遅れている部分の研究を実施、研究を完成させる。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究が計画よりやや遅れているため。今年度はその次年度使用額を使用して、研究を完成させる。
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