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2019 年度 実施状況報告書

オルタナティブ家族で精子提供によって出生した子の情報開示ジレンマに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K18580
研究機関大阪大学

研究代表者

牟田 和恵  大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80201804)

研究分担者 丸山 里美  京都大学, 文学研究科, 准教授 (20584098)
岡野 八代  同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 教授 (70319482)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2021-03-31
キーワード精子提供 / 同性カップル / 生殖補助技術 / オルタナティブな家族
研究実績の概要

当事者インタビューを、アイルランドで2件、日本で5件行った。
関西地方在住の当事者および関係者の宿泊交流会をもった。5歳から1歳の子ども4名および大人9名が参加し、経験を語り合っていただき、今後の当事者ネットワークつくりの基盤を作った。
研究メンバー3名による研究会をほぼ毎月定例で行った。
以上の活動およびこれまでの調査(海外および国内)により、当事者家族の抱えている問題や困難の多様性、そして興味深い挑戦のありようが具体的に浮かび上がってくるとともに、日本の文脈での問題性が発見され、より深く考察を行うことができた。
最終年度であったので、本テーマに関して東アジアでもっとも「後ろ向き」といえる中国での調査と、関連した研究をおこなっておられる研究者を招いての公開研究会を経て、報告書作成を予定していたが、コロナ禍により両方とも本年度での実施は断念し研究期間を延長することとした。なお、本研究は高度にプライバシーにかかわる内容を含むため、本項目に記載する概要としては以上にとどめる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

コロナ禍による、やむなき期間延長を行ったが、それ以外は進展に問題ない。

今後の研究の推進方策

感染対応の社会的要請にしたがい、順次延期していたタスクを進めていく。
ただし、海外調査に関しては2020年度も実施できない可能性があるので、その場合は他の方法によって実施していく。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍により、予定していた海外調査および公開研究会開催を延期せざるを得なかったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 家族と政治ーー依存する人間像からの、新たな社会構想2019

    • 著者名/発表者名
      岡野八代
    • 雑誌名

      女性学研究

      巻: 27 ページ: 54-79

    • DOI

      http://hdl.handle.net/10466/00016642

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2021-01-27  

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