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2018 年度 実施状況報告書

アイヌ古式舞踊・歌の記録・保存・伝承・教育用データシステム構築にむけた基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 17K18603
研究機関北海道教育大学

研究代表者

岩澤 孝子  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40583282)

研究分担者 百瀬 響  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10271727)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワードアイヌ古式舞踊 / 伝承
研究実績の概要

H30年度の主な研究実績は、H29年度に引き続き「鵡川アイヌ文化伝承保存会での集中的な現地調査」にある。H30年度は、特に文化の変容に焦点をあて、H2年度に国の無形重要民俗文化財にむけて北海道教育委員会が実施した調査の資料映像とH29年度の調査時に撮影した映像の2つの映像資料を、伝承の当事者とともに比較分析した。
伝承者本人がその変容の実態を把握することで、今後の伝承過程に少なからず影響が現れると仮定したためである。それを踏まえて、将来の伝承ツールとその内容について、当事者と研究者の間で対話しながら考えていった。そこから、①現在(調査時点)の伝承のあり方をそのままの形で残すこと、②その芸能の所作を解説すること、③過去の再現を通じてその変容の実態と要因を明らかに示すことの3段階で、通時的かつ共時的な文化の記録のあり方の必要性が明らかになった。
この研究成果については、H30年度の舞踊学会大会で口頭発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

H30年度に予定していた樺太アイヌの調査研究が、調査対象者多忙のため実施できなかった。対象者とのコンタクトは取れており、H31(R1)年度まで、研究の延長申請によって研究を推進することが可能になると考える。

今後の研究の推進方策

これまでの研究成果をふまえ、鵡川アイヌの舞踊伝承を映像化すること、そして、樺太アイヌの舞踊調査を実施し、記録することの2点を実施し、調査対象者への還元を目標とした研究を推進する。

次年度使用額が生じた理由

調査対象者多忙のため、予定していた調査が実施できなかったため、次年度に繰り越すことになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アイヌ古式舞踊の記録と伝承2018

    • 著者名/発表者名
      岩澤 孝子、百瀬 響、坂本 恵衣
    • 学会等名
      第70回舞踊学会大会

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公開日: 2019-12-27  

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