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2021 年度 実施状況報告書

視線研究に基づくASD児者の予測性を高める授業及び教材デザインの検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K18605
研究機関北海道教育大学

研究代表者

齊藤 真善  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50344544)

研究分担者 安達 潤  北海道大学, 教育学研究院, 教授 (70344538)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2023-03-31
キーワードASD / 眼球運動 / 授業デザイン / 合理的配慮
研究実績の概要

令和3年度は、(2)対人的学習場面とコンピューターによる学習場面の相違点と(3)授業・教材デザインの構造化と視線探索パタンの効率化との関係について、ASD当事者を対に実験を行う予定であったが、個室で行う実験時間が1時間を超えるために(心理検査、実験、実験後のインタビュー)、コロナ感染症拡大に鑑み、実験を中止することとした。研究期間の延長申請を行い、令和4年度に、令和3年度に行う予定であった実験を行うこととする。(2)対人的学習場面とコンピューターによる学習場面の相違点については、実験手順、刺激作成が完了している。北海道大学教育学研究院の安達教授の協力のもと、安達研究室が運営している実験協力者グループ(成人)において募集を行う。(3)授業・教材デザインの構造化と視線探索パタンの効率化との関係についても、実験手順および刺激作成が完了している。実験協力者は、(2)に参加する成人ASD者と、北海道教育大学付属札幌小中学校ふじのめ学級の協力を得て、主に中学部に在籍する生徒を対象にデータを採取する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウィルスの影響により、令和3年度に予定していた実験予定が中止となったため、研究計画の実行が遅れている。本研究は、平成31年度に終了予定であったが、令和4年度まで期間延長申請を行い、その許可を得ている。現在、大学施設の利用が制限されており、また市内の小中学校への訪問へも配慮が必要なことから、今後、コロナウィルスの収束をまって、「(2)対人的学習場面とコンピューターによる学習場面の相違点についての検討」ならびに「(3)授業・教材デザインの構造化と視線の動きの効率化の関係についての検討」についての実験計画を実行する予定である。

今後の研究の推進方策

実験に係る刺激作成、手続き、分析方法については確定しているので、コロナウィルスの収束を待って、データ収集を行う。実験協力者の募集については、北海道大学教育学研究院の安達教授の協力のもと、安達研究室が運営している実験協力者グループ(成人)に、また中学生については北海道教育大学付属札幌中学校特別支援学級に依頼を行い、協力の承諾を得ているところである。現在、実験協力者の募集中である。

次年度使用額が生じた理由

令和3年度はコロナのため、ASD成人の実験協力者を募集したが、希望者がいなかった。次年度の使用額は、令和3年度に謝金として使用する予定であったものである。本年度はコロナが収束次第、改めて実験協力者を募集する予定である。令和3年度と同様に、令和4年度においても謝金として使用する。

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公開日: 2022-12-28  

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