最終年度となる2019年度は、研究者の所属大学において、「グローバルFD」研修として、国内外の調査の結果を反映させたワークショップを通年で開催した。この活動は、次年度以降についても、EMIに携わる教育職員のトレーニングの一環として継続的に提供をするものである。 2019年12月には、国内の諸大学の関係者が参加できる対面ワークショップを特別に実施し、授業におけるEMI授業をどのように設計すると効果的かというテーマで活動を行った。 本研究の成果は、2019年9月にスペイン(レオン市)で開催されたEvaluate学会、および10月にワシントン州タコマ市で開催されたIVEC(International Virtual Exchange Conference)で国際発表を行った。一部の成果については、学習者の評価方法も含めた論文として、関西大学高等教育センター紀要にて出版した。 本研究の過程において、EMI科目の中で海外と連携して共修を行う活動なども積極的な導入を行い、担当講師のグローバルFDとしての効果向上を図るという実証実験も行っている。
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