国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトで開発されたソフトウェアMitaka for VRを用いて、中学生を対象とした宇宙教育プログラムのプロトタイプモデルの検討・開発を行った。テーマとして(1)日周運動と自転、年周運動と公転、(2)太陽系・銀河系の構造、(3)宇宙探査機と技術を設定し、(1)、(2)については、中学生を対象として評価実験を行った。COVID-19の影響等により被験者数の確保等に問題が生じたため評価は限定的なものとなったが、VRを利用した宇宙教育プログラムが生徒の興味・関心の喚起、空間的思考が関わる学習内容の理解や生徒間の対話を促す上で有効であることを示唆する結果が得られた。
|