研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究は、写真を介して研究者と実践者が対話することで、子どもの経験を描き出すための新たな質的研究方法論、フォト・エスノグラフィーの開発を試みたものである。保育者の環境構成や、保育施設に設置される物的環境を中心に、日本の文化的特徴を映し出した写真や、海外の文化的特徴を映し出した写真収集するとともに、それらをを用いて、研究者と実践者と対話することで、日本の暗黙的価値や文化的慣習に関する保育者の実践知を導出した。
幼児教育学
(1)保育者の環境構成や保育施設に設置される物的環境の写真を介して研究者と保育者が対話することで、普段私たちがあまり意識しないような、日本の幼児教育の中に潜在する価値観や習慣などを浮き彫りにした。(2)写真を介した研究者と保育者が対話し、そこで生成されたナラティヴを分析することで、フォト・エスノグラフィーという新たな質的研究方法論を提示した。