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2019 年度 研究成果報告書

ハイリスク新生児脳の神経発達を促す音・光・熱のクロスモダル療育空間

研究課題

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研究課題/領域番号 17K18648
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 教育学およびその関連分野
研究機関山口大学

研究代表者

小柴 満美子  山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (90415571)

研究分担者 山内 秀雄  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10250226)
國方 徹也  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (50195468)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード胎児期脳神経発達 / 行動・生理長期計測 / 遺伝と環境の相互作用 / 発達齢依存性 / 脳MRI / Diffusion Krutosis Image / リズム形成 / コミュニケーション発達
研究成果の概要

予後のハイリスク性が知られる新生児集中治療室NICUに入院する早産児の脳発達を支援するため、療育環境の影響を聴・視・体性感覚を通して受けながら適応的に心理情動・行動機能を形成する過程を客観定量的に評価し得るICTシステム試作開発と検証を行った。情緒機能に影響を与える可能性がある楽曲への体温の影響を踏まえた上で、体温、血中酸素飽和度、脈の恒常的生理情報と音声や身体運動の周期性とその変動特徴の可視化法を探索し、脳分子機能磁気共鳴画像分析(DKI)法による脳発達への関わりを調査した。その結果、より早期に出生した群の周期性が相対的に不明瞭で、中脳・視床に対する大脳領域の水分子拡散性抑制の亢進を認めた。

自由記述の分野

精神神経発達医生物工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒト心身の新生児期における発達を、恒常的に記録する生体および環境情報の包括分析により定量可視化する新規システムを試作開発した。その結果、療育環境における社会的ライフイベントや地球環境に則した音声・運動・生理の適応的リズム性やその変動のプロファイリングの有効性を、早産に係る臨床情報と脳分子機能評価を伴い相関解析により示し、ヒトの生涯発達IT開発における要件提示を試みた。精神疾患等の多様な疾病と生体リズム形成異常との関わりは先行知見多数に示唆され、本試作システムが捉えた胎児期の環境に影響を受けたリズム形成と変動の追跡記録と分析により、生涯発達支援IT、IoT開発の推進に寄与する可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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