研究課題/領域番号 |
17K18651
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
杉田 郁代 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (90469320)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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キーワード | 大学教育 / クラス担任制度 / 学生支援 |
研究実績の概要 |
2020年度は、これまでの調査研究の分析検討を行ったとともに、コロナ禍(COVID19)におけるクラス担任による学生支援の実態について調査を実施した。 これまでの調査研究から得られた結果の分析検討を行い、クラス担任制度の効果と求められるスキルについて考察し、整理し一定の知見を得た。それについて、論文を作成した。また、定量的な調査部分に加えて、自由記述部分についても検討を行い、定量的な調査の漏れについて検討を行い、効果とスキルについて、整理した。その成果については、国内の研究会において学会発表を行った。また、定量的な調査を補完するために、質的データを用いて、再度検証し直した。したがって、本年度の調査によって、本研究が研究目的とする知見については、一定の知見を得ることができたといえる。 また、本年後は、コロナ(COVID19)禍におけるクラス担任による学生支援についても調査を行った。これは、2020年度の春に、COVID19の感染防止のため、学生は、大学への入構が禁止されて、対面授業からオンライン授業に切り替え授業が行われるという前代未聞の事象が生じた。これにより、大学は、学生に対する関わり方も、従来の対面方式を見直さなければならない事態に陥った。よって、本研究においては、そのような事態の中、クラス担任は、どのような学生支援を行ったかについて調査を実施しデータを収集した。これにより、これまでにまとめてきた知見に加えて、不測の事態時のクラス担任の行う学生支援と学生相談に関わるデータについて、一定の知見を得ることができた。この成果については、国内の研究会において発表した。また、知見について、広く活用できるようにTips化し、研究会において発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の目標設定に対して、順調に進展している。理由は、クラス担任の平時の学生支援と、コロナ(COVID19)禍におけるオンラインによる支援方法について、検証することができたことである。その結果については、研究会において発表を行っている。よって、現在まではおおむね順調に進捗している。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究の方策は、大学教育におけるクラス担任制度について、これまでの調査から得られた知見をもとに、先行研究を踏まえたうえで、学術的な解明を行い、これまでの研究成果の総まとめを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初に想定していた金額に到達しなかった。次年度の使用計画は、未解明部分について明らかにする調査の実施について検討している。
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