近年、大学では中途退学や休学する学生に対する学生相談、発達障害の学生に対する修学支援は専門家による支援が実施され、学術的研究も進展している。しかし、そこに至るまでの支援は、担任・アドバイザーと呼ばれる教員が、学生支援にあたっている。担任・アドバイザーの行う学生支援は、殆ど検証されてこなかった。本研究の意義は、次の2点である。①上記の検証するため、組織を対象とした調査と担任・アドバイザーを対象に調査を実施したこと、②これを通じて大学における担任・アドバイザー等の行う学生支援について明らかにしたことである。
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