研究課題/領域番号 |
17K18652
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藏田 耕作 九州大学, 工学研究院, 准教授 (00368870)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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キーワード | オープンソース / バイオ実験ハードウェア / アクティブラーニング / バイオイノベーションマインド |
研究成果の概要 |
バイオイノベーションを牽引できるような人材を育むために,(1)自分で部品から作り出して組み立てることができ,(2)設計・製作に関する電子データがすべて無償公開され,(3)その電子データを自由に改変できるバイオ技術教育ハードウェアを開発した.全国2000校の高等学校生物教諭を対象とした郵送アンケートの結果を参考に,教諭の協力を得ながらチューブラック,スライドグラス収納ボックス,メダカ観察ケース,比色計などを開発し,製作に必要なデータをすべてウェブサイトで公開した.
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自由記述の分野 |
生体工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したオープンソースバイオウェアは,教育関係者にとどまらず,だれでも,どこからでも電子データをダウンロードして製作することができる.また,データを自由に改変できるので,さまざまな人の手によって自律的によりよい教材に進化していくという可能性を秘めている新しい教材である.自分で作ることは原理のより深い理解に繋がる.さらに,自分で工夫したり改変したりする余地が生まれる.このようなバイオとエンジニアリングを結びつけた生物教材は前例がなく,バイオイノベーションを牽引する教育に役立つと思われる.
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