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2018 年度 実施状況報告書

教職実践演習に活かす学校体育事故論カリキュラムの編成と自習用テキストノートの作成

研究課題

研究課題/領域番号 17K18667
研究機関桜美林大学

研究代表者

山口 裕貴  桜美林大学, 総合科学系, 准教授 (50465811)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード損害賠償論 / 学校体育事故 / 教師行動
研究実績の概要

教職実践演習授業における、子どもに対する責任、学級経営案の作成、学校現場の見学・調査、教科内容等の指導力、模擬授業に該当する具体的なカリキュラム内容の編成・精査と学生の理解を促す簡略な自習用テキストノートの作成を行うという目標に対し、2018年度(平成30年度)は損害賠償論についてのカリキュラム編成とテキストノート作成を順次行った。学生へのインタビュー調査も適宜行った。具体的には器械運動のマット運動中における事故の事例を取り上げ、そのとき教師は何に配慮すべきであったのか、何をしなかったことが安全配慮義務違反となるのかについて、裁判所のもつ目線の確認を行った。また、テキスト作成に向けて、裁判例検索システムより適宜必要な裁判例を抽出し、その判決文のほぼ全体を把握した上で、上記のとおり、何が安全配慮義務に当たり、何がそれに該当しないのかについて、詳細な検討作業を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

適宜裁判例の収集と分析ができており、具体的な教職実践演習授業のための資料作成が進んでいる。学生へのインタビュー調査も適宜行った。

今後の研究の推進方策

課題最終年度にはテキストノートに類似する著作物を出版する予定である。本書を使用して、より効果的な教職実践演習授業を展開できるよう検討を進める。

次年度使用額が生じた理由

教職実践演習に使用するテキスト作成のための出版経費等に充当するため、支出項目を厳選した。次年度は残金でその出版経費を賄う計画である。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] マット運動授業事故の判決にみる教員行動の法的要点2019

    • 著者名/発表者名
      山口裕貴
    • 雑誌名

      『体育研究』(神奈川体育学会紀要)

      巻: 52 ページ: 9-21

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 「身体を教育すること」の価値的論議-体育科教育のあり方をめぐって-2019

    • 著者名/発表者名
      山口裕貴
    • 雑誌名

      『体育研究』(神奈川体育学会紀要)

      巻: 52 ページ: 23-28

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 改定保育所保育指針にみる新教育と旧教育の相克-新教育批判論を用いての検討-2019

    • 著者名/発表者名
      山口裕貴
    • 雑誌名

      教職課程年報(桜美林大学)

      巻: 13 ページ: 97-99

  • [雑誌論文] 「体ほぐしの運動」はなぜあるのか-「身体」の存在・活動様態とその表現性の検討から-2019

    • 著者名/発表者名
      山口裕貴
    • 雑誌名

      桜美林論考『教職研究』

      巻: 4 ページ: 101-108

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 英国ナショナル・カリキュラムにみる効率性と平等性の相克-体育編の理念変遷の検討から-2018

    • 著者名/発表者名
      山口裕貴
    • 雑誌名

      『教育学研究紀要』(大東文化大学大学院文学研究科教育学専攻紀要)

      巻: 9 ページ: 65-77

  • [学会発表] 教育学的視座から身体の価値を問い直す-体育科教育のあり方の再検討-2018

    • 著者名/発表者名
      山口裕貴
    • 学会等名
      関東教育学会第66回大会
  • [学会発表] 武道における無心の教育的意義 -その気づきと効果-2018

    • 著者名/発表者名
      伊藤龍偉、山口裕貴
    • 学会等名
      第22回神奈川体育学会大会

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公開日: 2019-12-27  

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