WEB情報の検討から養護教諭に特化した育成項目は、保健管理・保健教育・健康相談・保健室経営・保健組織活動としている自治体が多かった。全国の小・中・高等学校・特別支援学校の養護教諭1000人を対象とした調査結果、養護教諭の育成は「勤務年数」との有意差がみられた。現職養護教諭は、勤務時間内外ともに学びたいと思っている者が多い。一方、研修に参加しにくい状況は、学校を養護教諭不在にしたくないという自身の意識と会場へのアクセスの悪さが影響している。満足感を得る研修は参加型の研修である。育成項目すべてにおいて、同職の後進の育成について手だてがわからないと感じている者が多いことを明らかにした。
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