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2019 年度 実施状況報告書

児童の安全知識共創を可能とする「繋げるAI」援用型ピアエデュケーション

研究課題

研究課題/領域番号 17K18691
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

大野 美喜子  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (80715730)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2021-03-31
キーワード傷害予防教育 / ピュアエデュケーション / 人工知能
研究実績の概要

本研究の目的は、ファミリーマート区数の小学生校の児童が主体的に傷害予防の知識を共有・共創できるピュアエデュケーションシステムを開発することである.これまでに、東京都豊島区立富士見台小学校および長崎県大村市立西大村小学校で安全授業を実施し、約150名の5年生から写真とテキストデータを収集した.収集した写真は、児童が通う学校内でみつけた危険な場所がおさめられており、テキストには、その写真の説明、および、どのような工夫がケガ予防につながるかの説明文を記録した.現在、収集した写真とテキストデータを入力し、児童が危険な場所を検索したり、他校の生徒に改善案を質問する、などの機能をもったシステム:「繋がるAI」システムを開発し、システムの改善を行っているところである.令和元年度は、産休・育休を取得し、令和2年4月から研究を再開している.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

これまで、予定通りに複数校で安全授業を実施し写真とテキストデータの収集に成功した.また、今年度は、これまで連携してきた学校以外の学校とも連携を広げる予定があり、データ収集を加速させることが可能となりつつある.システムの開発に関しては、これまで収集してきた写真およびテキストデータに加え、平成30年度に作成した事故イラストを活用し、より分かり易く使いやすいシステムに改良することができた.

今後の研究の推進方策

本年度は、安全授業実施に加え、開発システムを複数校で実装し、導入によって得られるメリットを整理する.またシステム導入前後による知識レベルや傷害予防に対する意欲の変化、システムで示された予防対策実施の有無などを調査する.また、本研究のまとめとして、安全授業の実施および開発システム導入による傷害予防への効果評価と実施する.

次年度使用額が生じた理由

産休・育休を取得したため

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公開日: 2021-01-27  

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