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2018 年度 研究成果報告書

高速自転する中性子星からの定常重力波の検出に向けた、X線による連携観測の開拓

研究課題

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研究課題/領域番号 17K18776
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 素粒子、原子核、宇宙物理およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

榎戸 輝揚  京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (20748123)

研究分担者 北口 貴雄  国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 協力研究員 (30620679)
研究協力者 南部 陽介  
伊藤 洋介  
高橋 弘充  
小嶌 康史  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
キーワード重力波 / 超小型衛星 / X線 / 中性子星 / さそり座X-1 / X線集光系 / 定常重力波 / X線連星
研究成果の概要

ブラックホール同士や中性子星同士の合体による突発重力波イベントが観測されるようになり、重力波天文学の幕があけた。今後、高速自転する中性子星からの定常重力波の探査が着目され、その信号探査には、中性子星の自転暦を長期にわたって精度良く決めることが必要になる。本研究では2017年に国際宇宙ステーションに新たに搭載された大面積X線望遠鏡 NICER を用いて、X線でのみ明るいパルサー PSR J1412+7922 と PSR J1849-0001 の自転暦を決定することに成功した。さらに、NICER の検出原理をを応用した、中性子星の自転暦測定に特化した超小型衛星のコンセプトデザインの設計を進めた。

自由記述の分野

X線天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

国際宇宙ステーションで新たに稼働したX線望遠鏡 NICER での国際連携プロジェクトに参加することで、高速で回転するX線パルサーの自転情報を精度よく決めることができた。これは今後の重力波探査にも有力な情報となると期待できる。さらに、NICER のノウハウを活用したX線での超小型衛星の概念設計を進めることができた。その結果、現状の超小型衛星の姿勢系安定度や指向性に沿った、観測機器のデザインの改良を進めている。

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公開日: 2020-03-30  

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