南極での大気光観測のために設計したリニアバリアブルフィルター(LVF)を製作することができた。納品されたLVFの分光透過率の測定結果は良好であり、南極での観測を実現できれば、K-darkバンドの波長帯での大気光スペクトルを得ることができる見込みを得た。また、赤外線検出器用冷凍機のメンテナンスを実施し、継続して岡山にて天文観測を実施できている。 国際会議Polar2018にて本研究計画についてポスター発表を行うとともに、フランスのニース大学を訪問し、南極ドームCでの観測の実現可能性について議論を進めることができた。しかし、装置を持ち込んでの観測の実現に向けての具体的な計画を得るには至らなかった。
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