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2019 年度 研究成果報告書

ハイブリッドフォトニック結晶ファイバによる高効率コヒーレント光の発生

研究課題

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研究課題/領域番号 17K18891
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 電気電子工学およびその関連分野
研究機関豊田工業大学

研究代表者

大石 泰丈  豊田工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80360238)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワードフォトニック結晶ファイバ / 非線形光学 / 四光波混合 / コヒーレント光 / テルライトガラス / カルコゲナイドガラス
研究成果の概要

信号光とアイドラ光との周波数差を大きく取れる波長分散特性を持つファイバの作製して探索を行った.TeO2-Bi2O3-ZnO-Na2O (TBZN) 系ガラスを用い作製したテルライトステップインデックス型光ファイバを用いて波長変換の実験を行った. 発振波長が1545 nmのナノ秒レーザ光を励起光源として用いた.このとき、772 nmに信号光と考えられる光が発生した.その発生効率は、1.15 %という高い値を示した.励起光波長と信号光波長との差分からアイドラ光の発生する周波数は0.025 THzと見積もられた.本実験結果は光ファイバによるTHz光発生を十分示唆するものである.

自由記述の分野

フォトニクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

CO、NOx等の環境ガスの吸収波長は中赤外域にあり、また、神経ガス(タブン、サリン、VX ガス)、びらん剤(マスタードガス、ルイサイト)、爆薬、麻薬等の吸収帯は中赤外からテラヘルツ域に集中する.それらを高速高精度で測定できれば、世界的に課題となっているテロ対策や犯罪対策に大いに役立つ.したがって、光源として全く考えられてこなかったアイドラ光を使った単一素子で中赤外域からテラヘルツ領域の高強度コヒーレント光が発生できれば、これまでにないコヒーレント光源が開発可能となり、環境・医療・新薬創生・セキュリティー対策等の応用に広く展開できるので、本研究成果は、それら分野の革新的発展に寄与できる.

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公開日: 2021-02-19  

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