間伐材のような小径で不整形な素材から建築部品を得るためには解くべき問題がある。この研究では、素材毎の事前の形状スキャンとそのデータベース化、3D CADからの適材の問い合わせ、ロボット加工機での無理のない加工のための素材把持装置の開発を行った。データベースには素材毎の三次元形状が保存されており、3D CADで設計したターゲット形状をから切り捨てる材料をできるだけ少なく効率的に取得できる素材の選択を可能にしている。加工においては、不整形な素材をロボットの姿勢に無理なく精密に加工するための把持機構を開発した。代表的なログハウスの納まりを数例実作し、これらのシステムの有効性を確認した。
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