研究成果の概要 |
赤外域に局在プラズモン共鳴(LSPR : Localized Surface Plasmon Resonance)を示す無機ナノ粒子を用いて、赤外光を電気エネルギーや信号に変換することのできる無色透明な材料の開発に成功した。スズドープ酸化インジウムナノ粒子を光吸収材に応用することで、透明性(可視域の透過率>95%)と高い電子移動効率(電荷注入効率:33%)を両立することに成功した。また、本材料は1,400-4,000 nmという近赤外域から中赤外域の光に応答することが明らかになった。本成果は、透明な太陽電池、通信機器、光学センサーなどの最先端デバイスの開発への応用が期待される。
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