シングルショット位相計測を、200 GHzの光周波数コムのモード間の25GHzサンプリングにより、40ピコ秒の時間領域で行う光システムの研究を行ってきた。この技術を過渡応答計測に適用する場合、時間分解能と広域な時間窓の両立には、広帯域かつ高分解な位相スペクトルの計測・制御技術が求められる。本課題で時間並列計測方式を考案し、1台の位相検波回路によって位相スペクトル計測を可能とした。375GHz (25GHz 、15modes)における振幅・位相スペクトルを測定し、2.7ps分解能、40ps時間レンジの超高速光電界波形計測が可能であることを実験的に示した。
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