結晶性複合金属酸化物材料は多様な構成元素や構造をもつにも関わらず、その表面積の小ささから触媒への応用を系統的に検討された例は少ない。本研究で開発したアミノ酸法は広範な金属と低炭素量かつ低温分解可能なアモルファス前駆体を形成するため、容易に広範な微粒子・担持触媒の合成が可能であり、新しい触媒合成法を提供した点で学術的意義は大きいと考えている。また、これら触媒を用いることでプロセス数や副生成物の大幅な低減が可能となるためエネルギー消費量及びCO2排出量の低減により環境保全にも大きく貢献できれば社会的意義も大きいと考えている。
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