研究成果の概要 |
キラル固定相を用いたLC/MSを基盤としたD,L-アミノ酸高速キラルプロファイリング技術を醗酵食品中のD,Lアミノ酸分析に適用した.キムチを分析対象として分析システムの有用性を検証したのちに,日本酒を分析対象とした.特に,長期貯蔵日本酒および,生もと系日本酒を分析対象とした.D,Lアミノ酸キラル分析に加えて,従来のフードメタボロミクス分析を実施し,得られたメタボローム情報を統合し,説明変数として,日本酒の二次機能を応答変数として多変量分析を実施し,D,Lアミノ酸キラル分析情報を説明変数に加えることにより,醗酵食品の二次機能の解析精度が向上することを証明した.
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