細胞周期や細胞増殖因子のホモログ遺伝子を収集することができ、これら遺伝子の配列を用いて培養細胞の状態を解析することが可能となった。血液中の血球細胞と組織中に存在する血球細胞は遺伝子発現パターンが異なり、各組織中で血液細胞の機能は異なることが示唆された。病原微生物の感染によりクルマエビ血液中で血球細胞は機能的に分化するか、あるいは病原微生物と戦うための細胞が分裂増殖あるいは他組織からの移動により血液中で特定の機能を有する血球細胞が増加することが示唆された。 血液系以外の細胞培養を試みたところ、生殖系組織の細胞で2倍濃度L15に10%FBSを添加することにより細胞が分裂増殖することを確認できた。
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