研究課題
SBMA患者由来iPS細胞からCRISPR/Cas9を用いてアンドロゲン受容体(AR)の異常伸長したCAGリピートを正常の長さに短縮したノックイン株(AR50Q→AR24Q)において、ゲノム配列の解析と核型解析により、設計通りのゲノム配列の置換と正常の核型を確認した。次に、得られたゲノム編集株を運動ニューロンへと分化誘導し、ARの発現解析や表現型解析等を行ったところ、このままでは解析に適さない可能性が示唆されたため、新たな手法の検討が必要であると考えられた。
3: やや遅れている
ゲノム編集後に、薬剤選択により得られたiPS細胞クローンでは、薬剤選択カセット除去後のゲノム配列は問題ないと考えられたが、分化誘導後の運動ニューロンを用いた解析により、病態解析に応用するには十分ではない可能性が示唆された。そこで、新たな手法の検討を進めているため、予定よりやや遅れていると考えられる。
異なる手法を用いて、SBMA疾患特異的iPS細胞のゲノム編集を行い、解析を継続する予定である。
効率的な研究費の使用により、次年度使用額が生じた。翌年度分と合わせて、実験試薬や実験器具等の消耗品の購入、研究技術員の雇用等に充てる予定である。
すべて 2021 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (13件) (うち国際学会 4件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
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