研究課題/領域番号 |
17K19506
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
畠山 鎮次 北海道大学, 医学研究院, 教授 (70294973)
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研究協力者 |
高橋 秀尚 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (20399819)
渡部 昌 北海道大学, 医学研究院, 講師 (10632424)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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キーワード | ユビキチン / TRIM型E3 / TUBE / Parkin |
研究成果の概要 |
「ユビキチン化」はタンパク質分解を制御する多くの生命現象を支える極めて重要な翻訳後修飾の一つであり、ユビキチンリガーゼ(E3)が選択的に基質タンパク質を認識する。したがって個々のE3に特異的な基質を同定し、基質タンパク質のユビキチン化部位を決定することは、それらが関連する生命現象を理解する上で重要である。しかし、さまざまな問題により、ユビキチン化を受けた基質同定法の標準化には未だほど遠い。本研究では、TUBEとユビキチンレムナント抗体を用いた新規のテクノロジーにより、さまざまなタイプのユビキチンリガーゼ(E3)へ網羅的に適用し、E3-基質関係を俯瞰的に解析した。
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自由記述の分野 |
医化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本申請で開発した基質同定法は、これまでの問題点を原理的に解消した全く新しい手法であり、すべてのE3に対して適用可能であるため、E3の機能解析が加速することが期待できると思われる。本手法の応用により、正常及び異常(疾患)に関与しているユビキチン化修飾の全貌解明が期待できる。したがって、将来的には疾患特異的ユビキチン化部位を標的とした創薬のシーズを発掘できる可能性がある。
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