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2019 年度 研究成果報告書

非生殖細胞の異所性に減数分裂を起こす潜在能力とその能力発揮に伴う病態について

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19532
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 生体の構造と機能およびその関連分野
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

鈴木 歩  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (80639708)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード減数分裂
研究成果の概要

哺乳類の減数分裂は生殖細胞のみでおこる現象であり、決して体細胞では起きないと考えられてきた。しかしながら申請者らは、Max遺伝子の発現を抑制すると、ES細胞は生殖細胞ではないにも関わらず、本来起こるはずのない減数分裂が誘導されることを発見した。そこで本研究では日生殖細胞でも減数分裂を開始するポテンシャルを有するか否かをMaxノックアウトマウスを用いて明らかにすることにした。その結果、一部の体細胞組織においてMAXノックアウトに伴い減数分裂遺伝子や癌精巣抗原が上昇することが確認できた。

自由記述の分野

発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

MAXの遺伝子に変異があることにより悪性化するガンは多数報告されているものの、それらの悪性化と減数分裂の関係は知られていない。またMAX遺伝子が欠失したマウスは妊娠初期で流産してしまう。本研究課題は、非生殖細胞における異所性の減数分裂を中心課題に据えたものであるが、減数分裂を起こす潜在能力を規定している分子基盤を解明することは、ガンや流産の発生原因の一端の解明が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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