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2018 年度 研究成果報告書

樹状細胞改変粘膜免疫誘導型次世代ワクチンの開発研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19543
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関大阪市立大学 (2018)
千葉大学 (2017)

研究代表者

植松 智  大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (50379088)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
キーワードIgA / 粘膜免疫
研究成果の概要

CpG-ODNとカードランをアジュバントとして用いた筋中免疫は、抗原特異的全身性応答(例えば、IgGおよびTh 1産生)を誘導するだけでなく、便中に抗原特異的SIgAを誘導した。経口で抗原投与すると、3ヶ月以上高レベルの抗原特異的糞便便IgAを誘導した。さらに、抗原特異的Th1およびTh17応答も、追加免疫後に腸で誘導された。ブースト効果は、肺および膣においても誘導された。マウスに肺炎球菌抗原PspAをこの免疫法によってワクチン接種し、PspAを気道へ投与すると、肺炎球菌の組織侵入を顕著に抑制できた。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

病原体特異的全身性免疫と粘膜免疫を誘導することができる次世代ワクチンの開発が切望されている。このプライムブースト法は、強力で長期間の抗原特異的粘膜免疫および全身免疫を誘導することができ、革新的な注射用粘膜ハイブリッドワクチン技術である。今後、基剤の変更により、人で使用できる形態になると考えられる。このワクチン法でワクチンをうっておけば、流行が起こる都度、抗原のみを粘膜面に添加することによって、強力な抗原特異的な粘膜免疫応答を惹起でき、感染そのものを予防することが可能となると考える。全く新しい感染症予防法が確立されつつあると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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