• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

タンパク質分解システムの新規機能的意義の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K19568
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

改正 恒康  和歌山県立医科大学, 先端医学研究所, 教授 (60224325)

研究分担者 金澤 伸雄  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (90343227)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
キーワード炎症 / タンパク質分解 / 免疫プロテアソーム / 遺伝子変異
研究成果の概要

プロテアソームはタンパク質複合体であり、不要なタンパク質を分解除去することにより細胞、個体の恒常性維持に関与している。プロテアソームの構成成分の遺伝子変異により、自己炎症性疾患と呼ばれる、難治性の炎症病態が生じるが、その病態についてはほとんどわかっていない。自己炎症性疾患患者において見出された新規のプロテアソームサブユニット遺伝子変異をマウスに導入することにより、この変異が多彩な免疫異常を示すことを明らかにした。この変異マウスは、自己炎症性疾患の炎症病態の解明に有用でユニークなモデルマウスと考えられる。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

単一遺伝子の変異によって難治性の炎症病態を来す自己炎症性疾患の病態を明らかにすることは、当該疾患ばかりでなく、がんや炎症など一般的な炎症病態の治療法の開発にも有用である。本研究では、自己炎症性疾患患者由来の新規の遺伝子変異を持つマウスを作成し、その変異が多彩な免疫異常をきたすユニークな表現型を呈することを明らかにした。この変異マウスの解析を進めることにより、炎症病態の新たなメカニズムを明らかになり、新規の炎症制御剤の開発に結び付く成果が期待される。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi