制御性T細胞 (Treg)を介した腫瘍免疫応答について、特に大腸癌局所および血液において客観的かつ経時的に評価しうる新しいシステムを構築するために研究を開始した。特に腫瘍浸潤リンパ球のうち、Effector Tregに関連するmiR群を同定しその生物学的意義を検証する。平成31年4月現在、14症例サンプル集積を完了。TIL分離し、症例番号1-11 は多領域に採取した。また、症例番号10-14については血清およびPBMCも採取した。組織におけるmiRNA arrayの結果、染色体の再構成を制御する重要なSWI/SNF 複合体の構成要素のひとつEZH2を抑制するmiRを鋭意解析している。
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