研究課題/領域番号 |
17K19619
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍学およびその関連分野
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
今村 裕 公益財団法人がん研究会, 有明病院 消化器外科, 副医長 (70583045)
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研究分担者 |
渡邊 雅之 公益財団法人がん研究会, 有明病院 消化器外科, 部長 (80254639)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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キーワード | 食道胃接合部腺癌 / メチル化 / LINE-1 |
研究成果の概要 |
食道胃接合部腺癌はChromosomal instability(CIN型)の腫瘍がほとんどであり、胃腺癌に見られるようなGenetically stable(GS)型、Epstein-Barrウイルス関連腫瘍(EBV)型、Microsatellite instable(MSI)型の3型はほぼ認められないとされている。本研究によってNon-EBV, non-MSI-Hの食道胃接合部腺癌において、LINE-1のメチル化レベル59以下を示す一群はTP53変異率が高く、細胞周期が更新しており、予後不良の特徴的一群であると言うことが判明した。
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自由記述の分野 |
消化器癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によってNon-EBV, non-MSI-Hの食道胃接合部腺癌において、LINE-1のメチル化レベル59以下を示す一群はTP53変異率が高く、細胞周期が更新しており、予後不良の特徴的一群であると言うことが判明した。これまでの次世代シーケンサーを用いたmolecular subtype 分類では、CINとGSの分類は実臨床には不向きであり、その点でLINE-1メチル化レベルは、より安価・簡便で臨床的に有用な予後マーカーとなることが判明した。
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