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2018 年度 研究成果報告書

肥満、糖尿病関連遺伝子レプチンと炎症性腸疾患の関連性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19668
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 内科学一般およびその関連分野
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

筋野 智久  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (40464862)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
キーワード炎症性腸疾患
研究成果の概要

レプチンはホルモンの一種であり、食事摂取後に脳内、筋肉、褐色脂肪細胞に働き、インスリン感受性、及び血糖の上昇抑制に役割を果たしていることが知られている。近年レプチンの受容体がT細胞上にもあることが発見され、様々な腸炎モデルにてレプチン欠損では腸炎が誘導されにくいことが示されている。レプチンシグナルの下流シグナルはSTAT3経路、mTOR/Akt経路があり、前者はTh17細胞誘導に必須であることが示されている。腸管上皮内の炎症抑制T細胞誘導においてレプチン下流のmTOR/AKtシグナルが重要であることを見出した。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

レプチンのレセプター下流のSTAT/mTORについて検討した。CD4特異的にSTAT3を上昇させるSOCSfl/fl:CD4creマウスではCD4CD8aaは有意に減少しない。レプチンシグナル下流におけるmTORに着目して腸管上皮内CD4CD8aa細胞の分化誘導との関連性を検討する。mTORシグナルは細胞内代謝とくに解糖系に必要な分子であり、mTORが活性化することでTh17細胞に分化することが知られている。近年細胞の分化増殖に代謝機構が重要視されており、細胞内の代謝調節という切り口から腸管上皮内の細胞の分化誘導機能を解明することで炎症性腸疾患の病態解明、治療方法を確立できる可能性がある、

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公開日: 2020-03-30  

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