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2018 年度 研究成果報告書

難病から『インフラマソーム病』を独立させ、分子標的に基いた診断の再編成を加速する

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19685
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 生体情報内科学およびその関連分野
研究機関愛媛大学

研究代表者

増本 純也  愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (20334914)

研究分担者 座古 保  愛媛大学, 理工学研究科(理学系), 教授 (50399440)
大澤 春彦  愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (90294800)
研究協力者 金子 直恵  愛媛大学, 医学系研究科
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
キーワードインフラマソーム病 / コンパニオン診断
研究成果の概要

本研究の目的は、正確な分子機序に基づいた分子標的治療に直結した新規の診断カテゴリーの創設へと再編成することである。
無細胞タンパク質再構成系により無細胞インフラマソームの作製とアルツハイマー病のアミロイドβや2型糖尿病のアミリンなどのアミロイドとの複合体を作製した。また、アルツハイマー病で脳内に沈着するアミロイドβオリゴマーが直接NLRP3インフラマソーム形成の第一段階であるNLRP3とASCの結合を誘導することを証明した。
これらの疾患がいずれもインフラマソーム病であること証明するため、無細胞インフラマソーム複合体と複合体に対する抗体作製を行うことができた。

自由記述の分野

人体病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、臨床症状や病理形態に基づいた現在の難病診断を、正確な分子機序に基づいた分子標的治療に直結した新規の診断カテゴリーの創設へと再編成することである。これまで難治性炎症疾患などは、症状を点数化した臨床診断や、形態学的な病理診断に基づいて行われており、診断と治療効果が直結しないことや、確定診断に至らず治療に難渋することも少なくない。そこで、正確な分子機序に基づいた診断と疾患の再編成が必要である。上述の研究成果で『インフラマソーム病』を定義することにより、分子標的に基づいた疾患の再編成が進むものと考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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