現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
SGLT2阻害薬投与実験により、腎臓における尿糖排泄が起点となり、遠隔臓器である脂肪組織や肝臓において体脂肪分布を変化させるため、未知の臓器代謝ネットワークの存在が想定される。以上により、個体レベルにおける臓器代謝ネットワークの制御による脂肪組織のHealthy Expansionの制御が肥満に伴う脂肪肝やNASHあるいは肝細胞癌の治療標的になることが明らかになった。平成29年度末には本研究成果を論文発表することができ、概ね順調に研究が進展しているものと判断できる(K. Shiba et al. Canagliflozin, an SGLT2 inhibitor, attenuates the development of hepatocellular carcinoma in a mouse model of human NASH. Sci. Rep. 8: e2362, 2018)。
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