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2019 年度 研究成果報告書

多形核白血球の挙動から見る女性の生理学的特性:細胞レベルに性差はあるか?

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19734
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関順天堂大学

研究代表者

荒木 慶彦  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 先任准教授 (70250933)

研究分担者 吉武 洋  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (00396574)
藤原 浩  金沢大学, 医学系, 教授 (30252456)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード多形核白血球 / RP-3 / ラット / 妊娠 / 出産
研究成果の概要

多形核白血球(PMN)は多くの細胞集団で構成されているが、その性差は明らかではない。 本研究では、ラットモデルでPMNの多様性を特異的モノクローナル抗体RP-3で解析した。その結合能解析の結果、雄PMNはRP-3に強い反応性(RP-3high)を示したが、雌PMNでは反応性の低い細胞集団(RP-3low)を認めた。 さらに妊娠中には、これらの2つのグループ間の周期的な変化が観察された。 加えてRP-3腹腔内注射後、RP-3に対する反応性が殆どないサブタイプ(RP-3surface null)が観察された。 これらの結果は、雌ラットのPMNには少なくとも3つのタイプがある可能性を示している。

自由記述の分野

産婦人科学・性差医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

多形核白血球(PMN)は免疫調節ネットワークを介して分娩に関与するエフェクターであると考えられている。本研究で示されたPMNの多様性はこれまで知られていなかったPMNの機能解明に大きな研究上の基礎となる重要な学術的発見である。

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公開日: 2021-02-19   更新日: 2025-01-30  

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