研究課題
育児休業による中断
2: おおむね順調に進展している
シェーグレン症候群モデルマウスおよび正常マウスの脾臓より分離したCD4陽性T細胞について、10種類のサンプルを同時に定量プロテオーム解析に供した。得られた結果について、詳細な文献検索等を行い、治療候補となり得る分子について機能解析を行った。
T細胞の代謝物の総体(メタボローム)の変動を、CE-MS(キャピラリー電気泳動‐質量分析法)により解析し、疾患モデルマウスのT細胞に特異的な代謝経路を決定する。また、酵素の量は代謝経路の反応速度を規定するため、プロテオーム解析によりタンパク質の発現量を調べ、疾患特異的な代謝経路のパスウエイ構成を明らかにする。さらに、酵素活性も代謝経路の反応を制御するため、代謝酵素の活性を規定するリン酸化に対して、リン酸化プロテオーム解析を行う。また、想定外の鍵因子の取りこぼしを避けるため、広範な遺伝子のmRNAレベルの変動を俯瞰できるマイクロアレイ解析も行う予定である。
育児休業による中断のため。次年度はこれまでのプロテオーム解析結果から得られた治療標的分子群について、病態に及ぼす影響をさらに詳細に解析する。
すべて 2018 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 備考 (1件)
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巻: 13(10) ページ: e0205702
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https://www.tokushima-u.ac.jp/dent/research/sousei_kagaku/oral_medicine/illness_state/