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2019 年度 研究成果報告書

マウスモデルからの転換を目指した上皮-間葉相互作用検出モデルの構築とその応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17K19765
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 口腔科学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

吉崎 恵悟  九州大学, 歯学研究院, 助教 (10507982)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード歯 / 器官形成 / 上皮-間葉相互作用
研究成果の概要

上皮-間葉相互作用により歯、肺、唾液腺、腎および毛など様々な器官が形成される。我々は歯に器官に特異的な遺伝子を同定するため、CAGE法を用いて網羅的解析を行い、マウス15番染色体上の15qD1領域に、歯に特異的なmicroRNA 875 (miR875)を同定した。miR875は歯の発生初期の間葉細胞に強く発現していた。そこで、歯原性間葉細胞株であるmDP細胞にmiR875を遺伝子導入し、歯原性上皮細胞と共培養したところ、上皮細胞に向かって細胞遊走を示した。この結果は、miR875が上皮-間葉相互作用において重要な役割を果たしている可能性を示している。

自由記述の分野

歯科矯正学

研究成果の学術的意義や社会的意義

iPS細胞の発見により、様々な組織の再生技術が確立されつつあるが、上皮-間葉相互作用により形成される器官を始めとした、複数の細胞種によって形成される器官の再生は未だ困難である。本研究では、歯をモデルとして、上皮-間葉相互作用に重要と思われる遺伝子群をスクリーニングし、器官発生初期における役割を同定することで、上皮-間葉相互作用におけるメカニズムの解明の進展が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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