研究成果の概要 |
本研究は、高齢化のすすむ新潟県十日町において、高齢者の認知機能を評価し、さらにライフコースの視点から各個人の子ども期の社会的環境および現在の社会的行動を質問紙で調査するとともに、代表サンプルをGPSで追跡しその実際の行動データとGISで計った物理的環境を地図上に重ね合わせることで、認知症を予防しうるライフコースでみた物理的・社会的環境を明らかにすることである。その結果、GPSデータから各個人が1日のうちにGreen, Blue, Grayエリアにどの程度、何時頃に暴露しているのかの定量データとMMSEとの関連を見たところ、その変化が多いほど認知機能が低いことがわかった。
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