研究課題/領域番号 |
17K19808
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
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研究分担者 |
渡辺 範雄 京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (20464563)
田中 司朗 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (60522406)
野間 久史 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (70633486)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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キーワード | うつ病 / メタアナリシス |
研究成果の概要 |
臨床試験からの個人データセットを複数収集し、個人データメタアナリシスまたは個人データネットワークメタアナリシスを10本、これらの統計学的手法についての方法論的論文を6本、査読付きの国際雑誌に出版した。もっとも顕著な成果として例示すると、慢性うつ病に対する認知行動療法と薬物療法と両者の併用の効果が、患者の個人特性によって、どのように変化するかを示した論文、抗うつ剤の効果はベースラインのうつ病の重症度によって影響されないことを示した論文、一方インターネット認知行動療法はガイド付きの場合とガイドなしの場合の効果の差はベースラインのうつ病の重症度によって影響されることを示した論文を挙げることが出来る。
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自由記述の分野 |
精神医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存の臨床試験の個人データを集積したビッグデータの解析により、個別化医療を進めることは、現在の医学における重要課題の一つである。われわれは主にうつ病について個人データ(ネットワーク)メタアナリシスを8本出版することによってこの方面の知見の進歩に貢献したのみならず、方法論的論文も4本出版して分野の進歩に寄与した。
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